海外ネットショップ開設講座

海外に販売するために、ネットショップを開設するために必要なことを紹介します。

日本国内向けのネットショップと同様に、商材・決済・配送等決める必要があります。

海外ネットショップで必要なこと

(1)商材の準備

日本から海外へ販売する際に、どういう商品を販売するのかを決める必要があります。すでに商品があり、それを海外にも販売したいメーカーさんや海外向けに売れる商材をオリジナルで作る場合など様々です。

既存商品を海外へ販売

メーカーやサプライヤー、もしくはすでに日本向けのネットショップを運営している方で販路として海外向けに販売する。

オリジナルで海外向けの商材を作る

海外の需要から海外向けのオリジナル商材を新しく作り販売する。

仕入れをして海外向けに販売する

商材はメーカーや問屋などから仕入れをして、海外向けに販売する。

(2)海外に販売可能か、販売する国で輸入できる商品か確認する

日本から海外に販売できない商品があります。配送する際に、郵便局の国際郵便(EMS)で送れない商品があります。

国際郵便(EMS)で送れない郵送禁止物品の例

大分類 中類 郵送できないものの例
爆発物・危険物 火薬類 花火、クラッカー、弾薬、ニトログリセリン、雷管、点火器、
ヒューズ、発煙筒、照明弾、導火線
引火性液体 ライター用燃料、ペイント類、小型燃料ガスボンベ、喫煙用ガスライター、引火性エアゾール製品、アセチレン、ブタン、水素
高圧ガス 消火器、アクアラング、除塵スプレー、携帯用濃縮酸素、
ヘリウムガス、キャンプ用ガスコンロ、カセットコンロ用ガス、
ライター用補充ガス
可燃性物質 マッチ、ライター
酸化性物質 漂白剤、過酸化剤、個人用小形酸素発生器
毒物類 クロロフォルム、加熱蒸散殺虫剤
腐食性物質 水銀、バッテリー
放射性物質 プルトニウム、ラジウム、ウラン、セシウム
麻薬類 麻薬および向精神剤
生きた動物 生きた動物
わいせつな物品 わいせつまたは不道徳な物品

(3)販売するターゲット・国・言語を決める

国により需要も異なります。これから海外向けのネット通販を始める方場合、英語が得意な方や中国語が得意など運営される方の得意言語から販売する対象国を決める場合もありますが、実際には取り扱う商品に合った国や地域に販売する、もしくは国や地域で求められている商材を、新しく商品を仕入れたり、オリジナル商品を作って言語を決めて販売することになります。

ターゲットを決める

まずは「誰」に対して販売するのを決める必要があります。日本から海外と一口に言っても、海外に住む外国人なのか、海外に住む日本人向けなのかで対象が変わります。

それ以外にも個人向けかなのか法人向けなのか、女性向け、男性向け、子供向けなど販売するターゲットをしっかり決めることが海外ECの成功への近道です。

販売する国を決める

英語圏(アメリカ・カナダ)向けや中国向け、ヨーロッパ向けなど販売するエリア、国を決めます。

言語を決める

販売する国が決まれば、言語も決まってきます。
逆に言語を決めてから対象国、エリアを決める場合もあります。

(4)為替も考えて価格を決める

日本の企業が日本で販売するネットショップと異なり、海外へ販売するには常に為替を意識した商品価格を設定する必要があります。また、国内向けのネットショップに比べて、海外向けの販売は手間がかかります。人件費も国内向けよりもかかるため、利益の出る販売価格の設定が必要です。

為替で変わる利益

同じ100ドルで販売した場合、円高と円安時には利益が大きく異なります。

http://finance.yahoo.co.jp/

参考サイト:Yahoo!ファイナンス

円高の場合

1ドル100円だったものが1ドル90円になるのが円高です。
100ドルで販売した場合、日本円で9,000円です。

円安の場合

1ドル100円だったものが1ドル120円になるのが円安です。
100ドルで販売した場合、日本円で12,000円です。

同じ100ドルで販売しても円高の場合は日本円で9,000円、円安の場合は日本円で12,000円です。差額が3,000円にもなりますので、為替のリスクも考えておきましょう。

(5)ネットショップの構築方法を決める

ネットショップのシステムを自社専用で構築する、モールへ出店してネットショップを構築する、もしくはショッピングカートを利用するなど、販売する方法を決めます。

自社用にネットショップを構築する

システム会社やホームページ作成会社で自社の要望に合ったネットショップを構築します。リース契約のホームページ制作会社はトラブルが多いため避けた方がいいです。

海外向けのショッピングカートを利用する

毎月利用料を支払うASPタイプのショッピングカートを利用する。契約後にすぐに利用できるため一番、人気のショップ開設方法です。

【代表的なネットショップ構築サービス】

● Live Commerce(ライブコマース)

● Multilingualcart(マルチリンガルカート)

● FutureShop2 OVERSEAS(フューチャーショップ2)

■ モールに出店、出品して販売を開始する

● eBay(イーベイ)

● eBay(イーベイ)公式の日本語紹介サイト

アメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心に、世界中に出品・販売・輸出できるオークション、販売サイトです。

● 淘宝(タオバオ)

中国最大級のショッピングモールです。出店も比較的簡単です。

(6)決済方法を決める

海外向けのネットショップでは、日本のような代金引換、銀行振込がメジャーではありません。海外でよく利用されている決済方法を紹介します。

PayPal(ペイパル)<クレジットカード決済>

PayPal(ペイパル)

eBayで一番利用されていて、クレジットカードさえあれば個人でもすぐに利用できる

海外では人気の決済方法です。

クレジットカード決済

ペイジェント

DeNAグループの日本国内の決済サービス会社が行う、多通貨通貨対応の海外クレジットカード決済です。

GMOペイメントゲートウェイ

GMOグループの海外対応のクレジットカード決済サービスです。

(7)物流・配送方法を決める

越境ECは、サービスやアプリなどと異なり物を海外に発送する必要があるため、参入障壁があります。特に物流が越境ECでは重要です。海外へ発送する場合は、インボイスを付ける必要があるため、国内のネットショップとくらべても手間がかかります。

郵便局から送る

比較的に簡単にはじめられ、実績もある郵便局のEMSを利用して海外に発送する

宅配サービスを利用する

クロネコヤマトさんの個人、法人向けの海外配送の宅急便です。

佐川急便の海上輸送、航空輸送といった配送業務から保管、輸出入の通関まで海外物流をトータルでサポートしています。

物流サービスを利用する

物流サービスを利用して海外向けに配送を行います。